Q.MRIはどのような目的で行われますか?
A. MRIは、特に軟部組織に対しての解像力に優れています。
レントゲン写真は主に骨の情報ですが、MRIでは骨の情報以外に、軟骨、靭帯、腫瘍など幅広い情報を得ることができます。
例)椎間板ヘルニア、靭帯損傷、腫瘍、脳梗塞、出血
Q.MRI検査は予約が必要ですか?
A. MRI検査は撮像時間が長いため、基本的に予約制となっております。医師の診察後、スケジュールをご相談下さい。
Q.MRI検査は、レントゲンやCT検査と何が違うのですか?
A. レントゲンやCTは、X線を使って撮影するのに対し、MRIは磁力とラジオ波を使って画像を撮ります。そのため、MRIは放射線被曝がなく、その他身体に対する影響がほとんどありません。また、レントゲンやCTは骨の形状を見るのに適していますが、MRIは骨内部の炎症の状態や、筋肉の炎症・出血なども見ることができます。
Q.MRIに必要な費用はどのくらいですか?
A. 撮影部位、フィルムの枚数や保険の種類によって患者様の負担額が異なりますが、4枚撮像した場合、3割負担で初診6,000円前後、再診5,500円前後となります。
Q.狭いところが苦手ですが、MRIはどのくらいの広さですか?
A. 当院のMRIは従来のトンネル型と違い、奥行きが短く、横が開いているオープン型となっております。そのため閉塞感が少なく、楽に検査を受けていただけます。これまで閉所恐怖症の患者様の検査も数多く行っております。
Q.MRI検査で注意することは?
A. MRI検査は磁石の中に入るため、金属類や磁気カードなどを持ち込むことができません。ファスナーや金属のフックの付いた服を着用されている方は、検査着に着替えて頂いております。
体内にボルト固定をしていたり、金属が入っている方は医師とご相談下さい。
妊娠中・妊娠の可能性がある場合は万全を期するため、検査を差し控えております。
ペースメーカーを入れている方は検査できません。
Q.MRIの検査時間、一度に撮れる範囲は?
A. 検査部位によって異なりますが、20〜40分程度かかります。
1回の検査で撮像できる範囲は、広くて35cm四方程度です。そのため、一度に全身を撮ることは難しいです。